トップ1%が大切にしている仕事の超キホン 一生使える「段取り」の教科書を解説

突然ですが、仕事を進めていく中で大切な考え方は何ですか?とか聞かれたら
真っ先に思い浮かぶのは、そう段取りですよね?
そんな段取りの基本的な要諦をまとめた本、それがトップ1%が大切にしている仕事の超キホン 一生使える「段取り」の教科書です

本記事のアジェンダは下記になります。
1.この本の結論

1.この本の結論
早速ですが、私自身がこの本から読み取った最も大事なメッセージは下記の3点です。
・重要度の低い仕事はしないと決め、重要な仕事に限定して自分のリソースを集中させる。
・優先度は低いが重要度の高い仕事は投資と思って進めること。その仕事の時間はあらかじめスケジュールに組み込み、先に進める時間を設定する。
・仕事の全体像を常に意識し、ゴールから逆算して仕事を進めること。


それぞれ解説していきます。まずは1点目について
・重要度の低い仕事はしないと決め、重要な仕事に限定して自分のリソースを集中させる。
これは、他の段取り本でも言われていることですが、段取りとは無駄取りであり
自分の持っている無駄な業務を、可能な限り排除し、その不要な業務に充てていた時間を
重要な業務に充てて成果を上げようという考え方です。
こういう本では必ずと言っていいほど出てくるパレートの法則、所謂8:2の法則が
この本も例に漏れず出てきており、8割の業務は重要ではない業務なので、
残り2割の重要な業務に集中していけ!ということがこの本でも言われていました。

2点目については
・優先度は低いが重要度の高い仕事は投資と思って進めること。
 その仕事の時間はあらかじめスケジュールに組み込み、先に進める時間を設定する。

これは文章のままなのですが、本書ではこの優先度:低、重要度:高の業務をB象限の業務と定義しています。以下の通りで図で表すと分かりやすいのですが(リライトした時に図の画像を差し込んどきます)

A象限:優先度:高、重要度:高
B象限:優先度:低、重要度:高
C象限:優先度:高、重要度:低
D象限:優先度:低、重要度:低

上記の定義で業務を区分した時に、B象限にあたる仕事を普段から意識して進めようよ!というのが著者の主張でした。また、D象限は言わずもがななのですが、A、C象限ばっかりやっていると目先の業務に時間を奪われるため、ずっとA、C象限の業務しか出来なくなるということでした。

B象限の仕事というのをもう少し分解してみると、今はやらなくてもよいが、いずれはA象限になって結局手を付ける時が来るので、だったら先回りしてちょっとでも時間を作って進めれば未来のA象限の仕事が減るよねという、流れです。

じゃあ具体的にB象限の仕事ってなんやねん?となると思いますが
本書では、部下の教育、予測されるリスクに対する予防、有益な人間関係の構築、設備のメンテンナスなどが挙げられていました。
特に私自身が共感したのは、効率的な仕組みづくりというのも挙げられていて、これは長期的な視点で見た時の段取りだなぁと感心しました。その他は今後の飯のタネ探しや計画策定等も例として列挙されていました。

また、じゃあどうやってB象限の仕事を進めるのか、その時間はどうやって捻出するのかといった話ですが、これは上記にも示した通り先に時間を確保してスケジュールを押さえておく、ということが手法として紹介されていました。

最後の3点目は、これもよく言われていることになるのですが、
・仕事の全体像を常に意識し、ゴールから逆算して仕事を進めること。

が述べられていました。
これはそのままで、結局この仕事の目的は何?求められているアウトプットは何?っていうところからスタートしないと、いくら準備して、手早く積み上げていっても意味ないよねといくことが主張されていました。

この主張にも代表される通り、本書は特別な考え方や突飛なテクニックを紹介するような内容ではなく基本的な事柄をちゃんと出来ているか再確認させられるような内容となっております。
よって段取り本を他にも読んで、何か新しい考え方や目新しいテクニックを知りたい方には本書は物足りない内容になっているかと思います。
しかし、案外この基本的なことも実はできていないよね、というのが根本の背景として書かれているので今一度足元見直したい方や、新卒もしくは若手の社会人の方には、お勧めの書籍になっているかと思います。

以上が本書の解説です。
実はこの記事も私なりに重要なことだけに絞り余分な内容をそぎ落とした形で書いてみました。
これからも、この本を参考にして、段取りよく本解説記事を挙げていきます!!

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