やれば人生が前進すると分かってはいるけど、できないもの
そう、勉強ですよね。
そんな勉強をやめたくてもやめられない、勉強ジャンキーの状態になれば
確実に人生が好転する、そう思いますよね?
そこで今回は現役塾講師でYouTubeなどでも活躍されている、海外塾講師ヒラさん著の
「勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬」を解説していきます。
今回の内容は下記になります。
1.本の結論
2.紹介されているノウハウの紹介
3.所感
1.本の結論
この本は全8章から成り、それぞれの章で勉強の取り組み方について、紹介されているノウハウ本でした。勉強を習慣化するために、自分が取り組みやすいものをピックアップして試していき、うまくいけば継続、うまくいかなければ、別の方法を試してみるやり方が実践的かと思います。
本書曰く、勉強麻薬とは下記の4成分からなり
①情熱
②密着
③達成
④環境
この4成分をどうやって出していくかが、本書の論点になります。
2.紹介されているノウハウの紹介
ここでは本書で紹介されているノウハウを列挙していきます。
説明が足りない場合は、実際に書籍を手に取り詳細を確認してみてください。
個人的には、一般的な内容も含まれていると含まれていると感じたので、何かしらないメソッドがあれば参考にするのがいいかと思います。
2.1 勉強麻薬成分①「情熱」の出し方
・勉強の目的(ゴール)を明確化する
→なんのために勉強するか最初に明文化しておく。
例:○○大学に合格して楽しいキャンパスライフ送りたい。
公認会計の資格を取って、キャリアアップしたい
・ゴールと現時点のギャップを把握する。
→毎日、自問自答を繰り返し、どれくらいギャップがあるかを常に考えておく。
ゴールを毎日意識しないと情熱の火はなくなる。
また、たとえギャップが大きくても、「どうやってこのギャップを埋めるか」というポジティブな形で捉える。
2.2 勉強麻薬成分②「密着」の出し方
基本的な考え方は質、量の意識は大事だが、最初は量を意識する。
・勉強アイテムを常に持ち歩く
→いつも使用する勉強アイテムを常に持ち歩くことで常に勉強を意識することができる。
(例:単語帳など持ち歩いて、隙間時間で勉強するなど)
方法は4ステップ。
アイテムをすべて集める
→その中で優先順位をつけて絞り込む
→常備して使用タイミングを決めて使用する
→使用する時間を倍にする。
⚪︎絞り込みのポイントは「優先度」と「重要度」に応じて決める。
例:地理のテストが近いためその教科書は優先度が高い。
英単語の暗記は受験で必須のため、その単語帳は重要度が高いなど
⚪︎使用時のポイントは5感を駆使すること
例:英語のリスニングができるようにイヤホン持ち歩く
単語の暗記時には、単語帳を見て声に出すなど
2.3 勉強麻薬成分③「達成」の出し方
・できたという感覚を利用する
→そのためには自分で決めたか、自分でできたかという2点が重要
・できたことを言語化する
→何ができたか、どうやってできたかを、自分の中で言語化しておく。
成功パターンを言語化しておくことで、自分の中で再現性の高い成功パターンを確立することができる。
・解き方を言葉で説明する癖をつける
→上記と類似ですが、問題の解法についても、言語化して言葉で説明できる状態にしておくことが、推奨されていました。
2.4 勉強麻薬成分④「環境」の出し方
・環境とは、「場所」「人間」「言葉」で決まる。
→場所は言わずもがな、どこで勉強するかを何故その場所でないといけないかを明確にしておくこと。
人間は誰を味方につけるかということで、具体的には指導者、勉強仲間、保護者を味方につけること。
言葉は、常に勉強に関わる言葉に触れ続けることで、勉強を自分の中で意識させる、ということです。
②の密着と考え方は似ています。
3.所感
全体の内容としては、突拍子の無い話ではなく、スタンダードな内容だったかと思います。
ただ、著者も言ってますが、スタンダードな内容を言語化して、自分の中で落とし込むことが出来ている人は少ないと思います。これから勉強を始めていく、また勉強を始めてみたけど、どうも続かないという方にはお勧めの一冊になっております。
以上が今回の内容になります。
あなたも勉強麻薬を駆使して、勉強ジャンキーと化してみるのはいかがでしょうか?
多本読造